2022.07.22
下着でボディラインが崩れる？体調不良に？下着障害の怖さとは
普段着用している下着や補正下着、自分の体に合ったものを使用していますか？
本来、下着とは「ボディラインを美しく見せるもの」ですが、間違った下着を選んでしまうと本末転倒！美しく見せるどころか、ボディラインが崩れてしまったり体調不良を引き起こしてしまったりなど、トラブルが生じてしまう可能性が高まるといわれています。
そこで今回は、下着障害の怖さや適切な下着の選び方、ボディラインを美しく見せるポイントについてくわしく解説します。「下着がキツい」「下着をつけるとかぶれる」というお悩みがある人は、ぜひ参考にしてください。
下着障害とは？
ここでは、下着障害についてご紹介します。「初めて聞いた」「聞いたことはあるがくわしくはわからない」という方へ向けて、かんたんに解説します。
リンパの流れが滞る
下着障害とは、サイズの合わない下着を着用し、リンパの流れを止めてしまうことで起こる体への影響のことをいいます。
リンパ管部分を長時間締め付けてしまうことで老廃物が体外へ排出されにくくなり、むくみが蓄積することで「体重は変わっていないのに太った？」と感じることがあるかもしれません。
また、リンパの流れが滞ると体内に余計な水分が蓄積されることから、免疫力も低下しやすくなるといわれています。
ボディラインが崩れる
体に合わない下着を着用し続けることで、リンパの流れが滞ってむくみやすくなったり、筋肉が張ってボディラインに影響を及ぼしたりする可能性があります。
胸の乳腺を潰すようにブラジャーを着用していれば、胸の形も崩れやすくなってしまうでしょう。
ほかには、お腹のお肉がショーツの上に乗っていたり、リンパが流れる鼠径部（そけいぶ）を圧迫したりしている場合、下半身のボディラインも崩れやすくなります。
サイズが合っていない下着を着用し続けることは、きれいなボディラインの維持に良くない影響を与えると考えましょう。
体調不良
リンパの流れを阻害してしまうことで、冷え性・むくみ・頭痛・免疫力低下など、体調不良にもつながる可能性があります。さらに、体調不良だけでなく便秘や肌荒れなども生じやすくなるといわれています。
体調不良の原因が下着とはなかなか考えにくいかもしれませんが、慢性的な体調不良があり、締め付け感の強い下着を使用していることに心当たりがあるのなら、下着障害を疑ってみてもいいかもしれません。
適切な下着の選び方
間違った下着選びは下着障害を招き、ボディラインの崩れだけではなく、さまざまな不調の源になり得ます。
そこでここでは、下着障害にならない「正しい下着の選び方」についてまとめます。
締め付け感が強すぎるものはNG！
下着障害の主な原因は、締め付けすぎることでリンパの流れを阻害していることなので、締め付け感が強すぎる下着は避けた方が懸命です。
ブラジャーの線がくっきり付いて赤くなっていたり、かゆみがあったりする場合、締め付けが強すぎる可能性が高いでしょう。
一方で、締め付けがゆるすぎてもNG！ボディラインを美しく見せたいなら、適切なサイズの下着を選ぶことが大切です。
なりたいシルエットから下着の種類を選ぶ
一口に「下着」といっても、種類はさまざまあります。
例えば、胸の形をきれいに見せてくれるブラジャー。ブラジャーには「ワイヤータイプ/ノンワイヤータイプ」「ボリュームアップタイプ」「包み込む安定感タイプ」など、バラエティ豊かな種類や形があります。
一般的には、自分がどうなりたいかを基準に下着の種類を選ぶことが推奨されています。
下着は自分の理想を形にし、悩み解消にもつながるアイテムです。下着を選ぶ際は、ぜひ「なりたいシルエット」に適したものをチョイスしてみましょう。
リンパの流れを意識
下着障害でリンパの流れが滞りがちな部分は、鼠蹊部（そけいぶ）や腋窩（えきか）リンパ節という、リンパが集まっている場所だといわれています。
鼠蹊部のリンパが滞ることで懸念されるのは、太もものむくみやヒップラインの崩れ。腋窩リンパ節が滞れば腕や乳房へのリンパ液が流れにくくなり肩こりなどにつながるといわれています。
体にはたくさんのリンパがありますが、上記2つのリンパは特に下着で圧迫されやすいのが特徴です。
自分で下着を選ぶ際は「足の付け根」「脇」に注目して、締め付け感が強すぎないアイテムを選んでみるといいでしょう。
自分1人で選べないという人は、下着専門店へ足を伸ばして相談してみてはいかがでしょうか。
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