2019.11.13
制汗剤とデオドラント剤ってどう違うの?違いを知って、正しいケアをしよう!
汗をかいた時や体臭が気になるときに使用する、制汗剤やデオドラント剤。
実はこれらには、明確な違いがあるということをご存知でしょうか?汗をかいたときに正しいケアをすることで、いやな臭いを抑えることが出来ます。今回はこの2つの違いと、それぞれの正しい使用方法についてご紹介します!
制汗剤とデオドラント剤の違いってなあに?
「汗をかいたときに使用するものなんだから、どっちも同じじゃないの…?」そう思ってしまいますよね。
私も、つい最近まで違いがわからず、特に何も意識せずに使用していました…。けれど実は、根本的な違いがあったのです。
【デオドラント剤】…雑菌の繁殖を防ぎ、汗の臭いを抑えるもの
簡単に言うと、上記のような違いがあります。制汗剤は体臭の原因の元となる汗を減らすもの、デオドラント剤は臭いのケアという違いなのですね。今ではスプレータイプやロールオンタイプなど様々なものが発売されています。本来はこのように、体臭へのアプローチの仕方が異なるものですが、最近ではどちらの効果も期待できる複合タイプのものも発売されているので、区別がつきにくくなってしまっています。
実はこれらの選び方にも、自分の肌質や、汗をかく場所などに合わせて選ぶことが大切です。こちらについては後ほど詳しくご紹介しますね!
成分や用途を考慮せずに、ただリフレッシュを目的に制汗剤やデオドラント剤を使用することは肌トラブルの原因となってしまう可能性があります。制汗剤やデオドラント剤は、必ず効果や注意点をよく考慮した上で選びましょう。
汗の量が気になり、さらに臭いも気になるという場合には制汗剤。
臭いだけをケアしたい、清潔に保ちたいという場合にはデオドラント剤を使用するようにしましょう♪
汗を抑える制汗剤。身体に悪くないの?
スポーツをした後や暑い場所にいるときには、どうしても汗は出ますよね。もちろん、汗をかくこと自体は身体に悪いことではありません。それなのに、制汗剤で汗を抑えることは、身体に悪影響は無いのでしょうか?
実は、多汗症に悩んでいる人は男女問わずとても多いのだそう。実際に病院に通う方もいらっしゃいます。そんな方にとって、汗を少しでも抑えるものが存在しているのであれば、もちろん使わずにはいられませんよね。ですが、あくまでも制汗剤はその症状を少しだけ軽くし、より快適に過ごすための手段に過ぎません。汗が排出されるのを防ぐことで、本来汗と一緒に流れるべき汚れや老廃物が、身体にとどまってしまいます。
頻繁な使用は、身体のトラブルを招きかねません。臭いのケアだけが目的なら、なるべくデオドラント剤を使用することをおすすめします。場面によって使い分けるのも効果的ですね♪
自分にあったものを選ぼう!あなたはどのタイプを使うべき?
今では様々なタイプの制汗剤やデオドラント剤が販売されています。では、実際にどのようなことに気をつけて選んだら良いのでしょうか?自分にあったものを見つけるには、
- どこに使用したいのか
- 自分の体臭の強さはどうか
- いつ使うのか
これらの3点を意識して選ぶようにしましょう♪あなたはどのタイプがあっているでしょうか?
①クリームタイプ
比較的狭い箇所に使用したい、体臭は強め、自宅で使用する場合にはクリームタイプがおすすめです。
クリームタイプの特徴は、制汗成分や消臭成分を気になる箇所にしっかりと塗り込むことができること。汗をかいても流れにくいものが多く、最近人気なようです。自宅でケアしてから外出する場合に、こちらを塗ってから行くことで、汗の臭いを軽減してくれそうです。また、足の指の間などの細かいところにも使用することができるので、足の臭い対策にもおすすめです!
②スプレー(ミスト)タイプ
広範囲の箇所にまんべんなく使用したい、体臭はそこまで強くない、外出先で使いたいという場合にはスプレータイプがぴったりです。こちらはお手元に1つは持っているという方が大多数ではないでしょうか。
パウダー入りタイプの物が多く、汗をかく背中や、肌表面全体など広範囲に使用する場合におすすめです。他のタイプと比べると、肌への密着度は少々低めなので効果は劣りますが、冷却効果を感じたいときやスポーツの後などにさっと使える手軽さからとても人気です。
③シートタイプ
体臭はそこまで強くないがさっぱりしたいという方はシートタイプがいいでしょう。ウェットティッシュと同じような形状で、外出時でも手軽にケアできるところがおすすめです。
また、1枚ずつ使い捨てのものも多く、衛生的ですね。汗を拭くだけでスッキリと気持ちいいシートタイプですが、汗を拭き取ると同時に有効成分まで一緒にふきとってしまうので、制汗効果や消臭効果は少々低めです。汗によるベタつきが気になるとき、さっぱりしたいときにはこちらを使用しましょう♪
④ロールオンタイプ
比較的狭い箇所に使用したい、外出先で使用したいときにはロールオンタイプもいいですね。最近はドラッグストアなどでよく見かけるようになってきました。コンパクトで外出時にも持ち歩きやすく、また、肌へ直接塗ることができるので密着度も高いです。クリームタイプとは違い、手が汚れないところもいいですね。ですが、直接肌に付ける分、衛生面には気をつけなければなりません。雑菌が繁殖することがないよう、使った後はなるべく表面をティッシュなどで拭き取ってからしまうようにしましょう。
購入時はここにも注目!成分はあなたに合っていますか?
購入時にチェックしてもらいたいのが、含まれている成分です。特に敏感肌の方にとっては、含まれる成分はとても大事です。制汗剤成分によく含まれる塩化アルミニウムは、皮膚への刺激性があり、衣服へ着色することもあります。今では刺激の少ないクロルヒドロキシアルミニウムが使用されているものも増えてきているので、敏感肌の方はそちらを選ぶようにしたほうがよいかもしれません。
制汗剤やデオドラント剤を使うときにはここに気をつけて!
実は制汗剤・デオドラント剤の使い方には気をつけなければいけない点がいくつか有ります。詳しく見ていきましょう!
汗をかいたら、まずはしっかりとふこう!
汗をかいたまま制汗剤やデオドラント剤を使用しても、効果が持続しません。また、汗により繁殖した雑菌と有効成分が入り交ざり、逆効果となってしまう可能性も…。必ずシートやタオルで汗を拭き取ってから使用するようにしましょう。また、乾いたタオルで汗を拭くのはNGなんです!なぜかというと、乾いたタオルは臭いの元である雑菌を吸着しにくく、それにより肌が乾燥し、かゆみがおこってしまう可能性があるから。臭いをきれいに落とすためにも、濡らしたタオルや、汗ふきシートで清潔にしてから使用しましょうね。
タオルならなんでもいいんじゃないの?と思う方も多いかと思いますが、素材によって汗の吸収率は全く異なります。中でもワッフル素材の凹凸のあるものや、麻・コットン素材のものはお肌にも優しく、吸収率も高いです。タオルを購入する際の参考にしてみてくださいね♪
長時間汗を放置しない
汗を長時間放置してしまうと、そこから雑菌が繁殖し、臭いの原因となってしまいます。汗をかいたら、なるべく早く洗い流すか、濡れタオルなどで拭き取りましょう!
香り付きの制汗剤・デオドラント剤を選ぶときはここに注意!
臭いを防ぐために、香り付きの制汗剤やデオドラント剤を使用する方も多いかと思いますが、体臭や香料によっては、混ざり合って臭いを悪化させてしまう可能性があります。制汗剤は、体臭そのものを消すというわけではありません。自分の体臭が強いな…と感じる方は、消臭効果のある制汗剤やデオドラント剤を使うようにしましょう。無香料のものか、せっけんなどの清潔感のある香りのものを使用するのがおすすめです。
使用後はしっかり洗い流して!
制汗剤やデオドラント剤を使用した後は、しっかりと洗い流すことが大切。せっかくケアをしても、それが毛穴につまり、臭いの原因となってしまう場合もあります。お化粧品と同じように入浴時にはしっかりと洗い流し、保湿ケアもしましょうね♡
まとめ
外出時でも、手軽に汗のケアができる制汗剤やデオドラント剤。一見同じように見える両者ですが、こんな違いがあったのですね。これらは用途によって使い分け、正しいケアをしていくことが大切です。
人には話しづらい臭いの悩み。この記事が少しでも解決につながれば嬉しいです♡
ぜひ参考にしてみてくださいね♪
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