2021.04.22
シミのメカニズムを知ろう!悪循環を断ち切る徹底美白*ケア
「美白*化粧品を使っているのに、イマイチ効いている気がしない…。」
「年々シミが増えていくけど、どんな対策をすればいいのか分からない…。」
あなたもそんな風に感じたこと、ありませんか?
シミのケアって、なかなか一筋縄ではいかないですよね。
頑張ってお手入れしているのにイマイチ効果が実感できない、という女性は多い様子。
あなたもそうなのだとしたら、もしかしたらその美白*ケア、間違っているのかも?
根本の美白*ケアをするためには、まず「シミができるメカニズム」について知ることがとっても大切。ただやみくもに「良さそう」という理由で美白*化粧品を選んでも、なかなか効果は実験できません。
本日は、シミができる仕組みとその対策法について詳しくご説明致します♡
美白*化粧品を使っているのに効果ナシ…その理由は?
年齢を重ねるごとに気になってくる肌悩みと言えば色々ありますが、そのなかでも特に根深いのが「シミ」。
シミがあるとお顔の印象が老けて見えるのでイヤですよね。
毎日欠かさず美白*化粧品でケアしている…と言う方も多いのでは?
しかし、適切でないスキンケアを行っていれば、美白*効果を実感することはできません。
ケアしているはずなのにシミが増え続けている…という方は、今一度自分が使っている化粧品や、ケア方法を見直してみたほうがいいかもしれませんね。
正しい美白*ケアのためには「仕組み」を知ること
きちんと正しいアプローチで美白*ケアをするために必要なのは、まずは何より「シミができるメカニズム」を知ること。
あなたは美白*化粧品を選ぶとき、次のような理由で購入を決めていませんか?
・大好きな女優さんがCMをしていたから。
・パッケージがおしゃれだから。
・SNSで紹介されていたから。
・値段が安いから。
本当に透明感のあるお肌を目指したいなら、イメージに惑わされてはダメ。
シミができる仕組みをしっかりと知り、その根本原因に的確にアプローチすることができる化粧品を選ぶことが大切です。
シミはこうやってできる!そのメカニズムを徹底解説
ということでここからは早速、「どうやってシミができるのか」ということについて、順を追ってご説明していきます。
(1)紫外線や摩擦によって、表皮細胞に小さな炎症が起こる
シミができる最初のきっかけ、それは外部刺激によってお肌に「炎症」が起こることです。
紫外線がお肌に当たったり、お肌に強く摩擦が加わったりすると、お肌の中では活性酸素が発生し、細胞が傷ついて炎症が起こります。
炎症とはいっても、必ずしも吹き出物のような明らかな炎症が起こるわけではありません。目に見えないレベルの炎症が起こり、そこからシミへとつながっていくのです。
(2)表皮の細胞がメラニン製作命令をメラノサイトに送る
表皮に炎症が起こると、細胞たちはびっくりして、なんとか自分たちの身を守ろうとします。そこで、表皮の奥深くに存在している「メラノサイト(メラニンの工場)」に向かって、「メラノサイトさん、急いでメラニンを作って!」というメッセージを送ってしまうのです。
(3)メラノサイトの中でメラニンの製作が始まる
表皮の角化細胞たちから命令を受けたメラノサイト(シミの工場)は、急ピッチでメラニンの作成に取り掛かります。
メラニンの原料になるのが、メラノサイト内に存在する「チロシン」というアミノ酸。チロシンはもともと無色のアミノ酸なのですが、さまざまな進化を遂げて、最終的に黒色のメラニンになります。
チロシンからメラニンになる進化の過程は、次の通り。
チロシン → ドーパ → ドーパキノン → ドーパクロム → メラニン
こうやってみると、メラニンが作られるまでに何段階もの手順を踏んでることがわかりますね。チロシンが徐々に変化し、最終的にメラニンになります。
これらが全て、メラノサイト(メラニンの工場)内で行われています。
チロシンからドーパになり、ドーパからドーパキノンになるときに欠かせないのが「チロシナーゼ酵素」と呼ばれる酵素。
表皮の細胞から「シミを作って!」という命令を受けたタイミングで、メラノサイト(シミの工場)内ではチロシナーゼ酵素が生成され始めます。
チロシナーゼ酵素は、物質を「酸化させる」という特徴があります。
チロシンを酸化させてドーパに変え、さらにドーパを酸化させることでドーパキノンに変えてしまうのです。
ドーパキノンになってしまうと、あとはもうとんとん拍子。
ドーパキノンは化学的反応性が高い物質なので、チロシナーゼ酵素の力なんぞ借りなくても、どんどん進化していってしまいます。
ドーパキノンはすぐにドーパクロムになり、そして最終的にメラニンへと進化を遂げるのです。こうして、シミの原因である「メラニン」が完成してしまいました。
(4)完成したメラニンを、表皮の角化細胞に届ける
メラノサイト(メラニンの工場)の中で完成したメラニンは、表皮の角化細胞のもとへ次々と受け渡されます。
通常、メラニンはターンオーバーによって少しずつ排出されていくのですが、何らかの理由によりメラニンが大量に作られてしまうと、全部のメラニンを排出することが難しくなってしまいます。
それによって肌に残ったメラニンが「シミ」として居座り続けることになるのです。
シミを防ぐためには、一連の流れを断ち切ることがカギ!
さて、以上がシミが作られてしまう仕組みでした。
簡単にまとめると、次の通りです。
1、紫外線や摩擦などの外的刺激がお肌に加わる
↓
2、活性酸素が発生し、お肌に炎症が起こる
↓
3、表皮の角化細胞たちが「シミを作って!」という命令をメラノサイトに送る
↓
4、メラノサイトの中で「チロシナーゼ酵素」が作られる
↓
5、チロシナーゼ酵素の働きによって、チロシンがメラニンへと進化する
↓
6、作られたメラニンが表皮の角化細胞たちに届けられる
↓
7、排出しきれなかったメラニンがお肌に残り、シミになる
シミが生成されるのを防ぐためには、まずこの流れを断ち切ることが大切。
これらの各段階にストップを入れることで、シミの生成を抑えることができます。
シミの流れを止めるためにできることは?5つのケア方法
とはいえ、具体的に何をすればよいのか分からない…
という方も多いかもしれませんね。
ここからは、シミが作られる一連の流れをストップするためにできることを、段階ごとに解説していきます♪
1、紫外線や摩擦などの外的刺激を防ぐ
シミができてしまう第一歩は、紫外線や摩擦などの「外的刺激」。
まずはこれを対策し、シミの生成をスタートさせないことがなによりも重要です。
紫外線を防ぐために重要なのは、なんといっても「日焼け止め」!
紫外線は夏だけでなく、365日降り注いでいます。
窓からもさんさんと入ってくるので、家にいるときでも塗るようにしましょう。
気を付けたいのがその量。
ほとんどの女性は、日焼け止めを塗る量が足りないと言われています。気持ち多めを意識して、しっかりと塗るようにしましょう。
また、摩擦にも要注意。
洗顔をするときにゴシゴシしたり、化粧水をつけるときにパチパチ叩いたり、お肌を強くこすってはいませんか?こういった刺激もシミの原因となるので、赤ちゃんのお肌を扱うように優しくケアしてあげるようにしましょう。
2、活性酸素によってお肌が傷つくのを防ぐ
紫外線や摩擦などの外的刺激がお肌に加わると、「活性酸素」が発生すると言いました。
この活性酸素が原因でお肌が傷つき、炎症が起こります。
それを防ぐためには、活性酸素によってお肌が傷ついてしまうのを防ぐことが重要です。
そこで役立つのが「抗酸化物質」。
抗酸化物質とは、その名の通り、酸化に抗ってくれる物質のこと。
主な抗酸化物質としては、次のようなものが挙げられます。
・ビタミンC
・ビタミンE
・カロテノイド色素(アスタキサンチン、リコピン等)
・ポリフェノール(赤ワインポリフェノール、カカオポリフェノール等)
こういった抗酸化物質は、お肌が紫外線などの刺激を受けたときに発生する活性酸素を無毒化してくれると言われています。
食事から摂るのでも良いですし、抗酸化物質が配合されているスキンケアを使用するのも良いかもしれません♡
3、炎症が起こるのを防ぐ
活性酸素によってお肌が傷つくと、炎症が起こります。この炎症を防ぐことも、美白*ケアとしては有効です。
次のような成分には、「抗炎症作用」があると言われているので、お肌に塗ることで炎症が起こってしまうのを防ぐ効果が期待できます。
・グリチルリチン酸ジカリウム
・グリチルレチン酸ステアリル
・アラントイン
・ビザボロール
・トラネキサム酸
こういったものが配合されているスキンケアを使用することが、シミの原因となる炎症を防ぐためにおススメです。
4、チロシナーゼ酵素のはたらきを阻害する
お肌に炎症が起こり、表皮の角化細胞が「メラニンを作って!」というメッセージをメラノサイト(メラニンの工場)に送ると、メラノサイト内では「チロシナーゼ酵素」が作られます。チロシナーゼ酵素は、無色であるチロシンを黒色のメラニンに進化させるのに欠かせない物質でしたよね。
ということは裏を返せば、チロシナーゼ酵素のはたらきを抑えることができれば、チロシンはメラニンに変化しないということ。
チロシナーゼ酵素のはたらきを阻害する成分を使用して、チロシンがメラニンに変化してしまうのを防ぎましょう。チロシナーゼ活性阻害作用がある成分としては、次のようなものが挙げられます。
・ビタミンC誘導体
・α-アルブチン
・コウジ酸
・エラグ酸
・ルシノール
これらは美白*化粧品に配合されることが多い成分です。
こういった成分がしっかりと配合されているかどうかチェックすることが大切です。
5、ターンオーバーを整えてメラニンが蓄積するのを防ぐ
メラノサイトで作られたメラニンは、角化細胞に届けられます。
ターンオーバーによってきちんとメラニンを排出することができればシミになることもありませんが、何らかの原因で蓄積してしまうと、シミになってしまいます。
メラニンの蓄積を防ぐためには、ターンオーバーを正常化することも重要。
正常なターンオーバーの日数は約28日間と言われていますが、年齢を重ねるごとにこの日数がどんどん長くなると言われています。
ターンオーバーを正常化するためには、寝不足にならないようにしっかりと睡眠を摂ることや、肌の代謝に欠かせない「ビタミンB群」を意識して摂ることが大切。
ビタミンB群は肉類、特にレバーに多く含まれていると言われています。
また、外からのケアによってターンオーバーを整えるのもオススメ。
ターンオーバーを促進する「レチノール」が配合されているスキンケアを使用したり、週に1~2回程度ピーリング化粧品を使ってみるのも良いかもしれません。
ターンオーバーが正常化することで、メラニンが蓄積しづらい環境を整えることができますよ♡
まとめ
いかがでしたでしょうか?本日は「シミができるメカニズム」とシミの予防方法をご紹介しました。
透明感のあるお肌を手に入れるには、適切なアプローチをすることが大切。
シミができてしまう一連の流れを断ち切って、透明感のあるお肌を目指しましょう♡
*メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ
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