身体の中から薬膳料理で美肌をつくろう！おすすめの食材やレシピをご紹介

薬膳とは？

薬膳とは、中国伝統医学の考え方に基づいた食事のことです。季節やその日の体調に合わせて食材を組み合わせることで、身体を内側から整える効果があると考えられています。
薬膳の基本は「薬食同源」です。薬食同源とは、全ての食べ物には薬効があるという考え方で、「誤った食事は病気の元となり、正しい食事をすると病が治る」と言い伝えられています。
「なんとなく難しそう」「独特な味がしそう」というイメージを持たれがちな薬膳ですが、食事そのものが薬膳と定義されているため、スーパーで手に入る食材で取り入れることができるのです。

美肌に効果的な薬膳食材

ここからは、美肌に効果的な薬膳食材の中でも手に入りやすい5つをご紹介します。

きくらげ

きくらげは大きく分けて白と黒の2種類があります。同じきくらげでも薬膳での効果は別物です。
黒きくらげは血流を改善する効果が期待できるため、顔の血色が良くなります。白きくらげは、コラーゲンが多く肌にうるおいを与える効果があり、肌に潤いを与えてくれます。

黒豆

古くから、黒い食材は身体に精をつける効果があると考えられています。黒豆は滋養強壮や月経不順、腰痛、老化防止に役立つ生薬として、さまざまな症状に利用されてきました。
血の巡りや水分代謝もよくなるので、美しい肌を保つ効果が期待されています。
さらに、黒豆には強い抗酸化作用のあるアントシアニンが豊富に含まれていて、アンチエイジングにも効果があるといわれています。

ほうれん草

ほうれん草は貧血の予防に効果的です。ほうれん草には血を補い、身体をうるおす作用があるため、血色の悪さや乾燥肌に悩んでいる方におすすめの食材です。
さらに、βカロテンが豊富なので肌の乾燥や肌荒れの改善に期待できます。

やまのいも

薬膳の世界では、肌の乾燥にはやまのいもや白ごま、りんごなどの白い食材が効果的だといわれています。白い食材には体をうるおす作用があり、呼吸器系の不調や肌トラブルを改善する効果が期待できます。
特にやまのいもは、滋養強壮や肌荒れに効果があるとされる食材です。肌の乾燥が気になる方は積極的に取り入れましょう。

にら

にらには血行をよくする作用があるため、クマやくすみで悩んでいる方におすすめです。血の巡りが悪いと、栄養や酸素が身体の隅々まで行き渡らず、新しい細胞を生み出す力が弱まってしまいます。
血行不良はくすみやシワ、たるみなど、さまざまな肌トラブルの原因となります。新しい細胞を作り出すためには、血行不良の改善が欠かせません。

美肌をつくる薬膳料理

ここからは、スーパーで手に入りやすい食材を使った薬膳料理をご紹介します。

きくらげの中華スープ

ほうれん草とにんじんのナムル

にらと油揚げの酢醤油和え

まとめ

美肌を手に入れるためには、外からのケアだけでなく、食生活を整えることが大切です。きくらげや黒豆、ほうれん草など美肌に役立つ薬膳食材を摂取しましょう。
食生活を少し変えるだけで、少しずつ美肌に近づけるはず。簡単に作れる薬膳料理を取り入れて、身体の内側からアプローチしましょう。