2024.11.07

足にたこや魚の目が…原因はなに？違いや予防法をわかりやすく解説

「気づいたら足に、たこ？魚の目？ができて痛い…」
「たこ？魚の目？ができる原因は？病院へ行くべき？」

知らない間に、足にできていた「たこ」や「魚の目」。
いつか治るだろうと放置していませんか。
今は大丈夫でも、放っておくと、生活に支障を来すかもしれません。

本記事では「たこ」と「魚の目」の違いや原因、予防法についてお伝えします。
「たこ」や「魚の目」の痛みに困っている方は、ぜひ参考にしてください。

「たこ」と「魚の目」の違いは刺激を加えたら痛むか

まずは「たこ」と「魚の目」の違いを解説します。

実は、たこと魚の目は、どちらも皮膚の防御反応によってできるものです。
皮膚を圧迫したり、強い摩擦が生じたりするときに、皮膚には防御反応が起こり、角質が固くなってしまいます。これがたこや魚の目になるのです。

しかし、皮膚の中を見てみると、両者には違いがあります。
自分にできているのはどちらか、症状と比べながら読んでみてください。

「魚の目」の特徴

魚の目は、主に足にできます。
特に、足の指のふちや間、足裏にできるのが特徴です。

たことの最も大きな違いは、患部の皮膚内部に芯があるか否か。
魚の目の患部には、芯があります。

魚の目は、皮膚の防御反応により皮膚内部に芯ができ、真皮や神経が圧迫されることで痛みが生じます。

「たこ」の特徴

たこは、魚の目とは違い、足以外にもできるのが特徴です。
筆記用具を長時間持つことによってできる「ペンだこ」も同様に、手の一部に負荷がかかることにより生じます。

魚の目との違いは、患部の皮膚内部に芯がないことです。皮膚表面のみに炎症が起こり、痛みを生じる場合がありますが、魚の目ほど痛みはありません。

たこであるにも関わらず激しい痛みや赤みを伴う場合は、患部で細菌感染を起こしている可能性がありますので、早急に受診することをおすすめします。

原因は「靴」にあることがほとんど

たこ、魚の目ができる原因の多くは靴にあります。

サイズの合わない靴や足を圧迫する形の靴などを履いていませんか。
靴が窮屈なことで圧迫されたり、大きすぎて余計な力が入ったりすると、皮膚を守ろうと固くなります。
それが、たこや魚の目の原因になるのです。

靴は、足を圧迫しすぎない、足のサイズにあったものを履くように心がけましょう。
特に、ハイヒールや先の尖った靴は足先を圧迫しがちなので、注意してください。

あなたはどこから？原因によってどこにできるか変わってくる

たこや魚の目は、つま先からかかとまでできる可能性がありますが、できる場所でおおよその原因がわかります。

あなたのたこや魚の目がどこにできているのか、なにが原因なのか、一緒に確認していきましょう。

つま先にできる場合

たこや魚の目は、つま先のどこにできていますか。

小指の付け根や指の間にたこや魚の目ができている場合、ハイヒールや先の尖った靴を履いて、圧迫していることが原因だと考えられます。

人によって足の形は違いますが、小指の付け根は、足の中でも幅がある箇所。
そのため、小指の付け根を圧迫するような靴を履くと、圧迫や摩擦により炎症が起こります。
また、足先が狭くなっている靴を履くことで、指同士がギュッと圧迫されて炎症を引き起こします。

一方で、指の関節が痛む場合は、靴のサイズが合ってないことが原因と考えられます。
靴のサイズが小さく圧迫されたり、逆にサイズが大きかったりすることで、足に負担がかかっているケースもあります。

足裏にできる場合

足裏にたこや魚の目ができた場合、足裏のどのあたりに位置するかによって原因が異なります。
例えば小指の先にできた場合は、ガニ股やO脚など、日頃の歩き方が原因であることも。
一方で、中指あたりの付け根が痛む場合は、ヒールを履いていることが原因になるケースが多く見られます。

かかとにできる場合

かかとにたこや魚の目ができる場合は、サイズが合わない靴を履いていることが原因かもしれません。
また、乾燥により皮膚が炎症を起こしている場合もあります。

放置は危険？「たこ」「魚の目」は専門医への受診がおすすめ

たこや魚の目は、痛みが少ないうちは市販の薬剤やシートを使ってケアしても問題ないケースもあります。
しかし、痛みが長引く場合や早く治したい方は、病院での受診がおすすめです。
基本的には、専用の医療器具で患部を削る治療が施されます。病院に受診すれば、自分の病状に合わせた治療を受けられるので、たこか魚の目がわからないときでも安心です。

また病院では、治療後のケア用品も合わせて処方されるケースもあるので、再発防止にもつながります。