2023.03.22
保湿効果大！注目成分「セラミド」の種類や選び方のポイントを解説
メディアや雑誌、美容系インフルエンサーなどによってたびたび取り上げられ話題となっている「セラミド」。「どのような効果があるの？」「種類による違いは？」など、気になっている方も多いのではないでしょうか？
そこで本記事では、セラミドの効果や減少する要因、化粧品に含まれるセラミドの種類について解説します。あわせて、セラミド入り化粧品を選ぶ際のポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
高い保湿力で話題！注目成分「セラミド」とは？
セラミドは、肌の角質層に存在し、細胞と細胞の隙間にある水分を保持する役割を果たすうるおい成分です。
角層の細胞同士をつなぐ細胞間脂質の構成成分の50％以上を占め、肌を乾燥や外部の刺激、異物の侵入から守るバリア機能を正常に保つ役割を担っています。
また、細胞の増殖や分化に関わっていることも、研究によりあきらかにされています。
セラミドの効果
セラミドには、主に以下の4つの効果が期待できます。
・保湿効果
・バリア機能の維持
・美肌、美白効果
・毛穴目立ちの改善
肌の角質層にセラミドが補われ、正常なバリア機能が維持されることで、乾燥しにくくうるおいに満ちたふっくら肌が手に入ります。
また、肌にハリが生まれることで、たるみ毛穴や開き毛穴が目立ちにくくなるのも、注目すべきポイントです。
セラミドが減少する要因
セラミドが減少する要因として、以下の3つが考えられます。
・加齢によるセラミド合成力の減少
・乾燥によるセラミドの流出
・紫外線や刺激の強いスキンケアによるバリア機能の乱れ
セラミドは加齢とともに減少し、50代では20代の半分にまで低下することがあきらかにされています。
また、乾燥によってセラミドを保持しにくくなることや、刺激の強い化粧品の使用などによってバリア機能が乱されセラミドが流出しやすくなるのも、減少する要因の一つです。
セラミド不足による乾燥や肌荒れなどのトラブルを防ぐには、正しいスキンケアやUVケア、規則正しい生活によって今あるセラミドを維持するとともに、セラミド入り化粧品やサプリで積極的に補うのも効果的です。
化粧品選びで注目すべきセラミドの種類と選び方のポイント
セラミド化粧品を選ぶ際は、人の肌との相性が良い「ヒト型セラミド」含有の商品がおすすめです。
さらに、種類とあわせてチェックしておきたいのが含有量。
化粧品の成分表示は、含有量の多いものから記載されており、1%以下の成分は順不同で掲載して良いことになっています。
量が明記されていればベストですが、そうでなければ成分表の前方にセラミド成分が記載されているものがおすすめです。
さらに、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分、ビタミンC誘導体やアルブチンなどの美白成分を含むものを選べば、相乗効果でより高い保湿・美白効果が期待できるでしょう。
