2024.04.11
味噌は美容・健康効果が高いって本当？味噌の効果や摂取方法を詳しく解説
「味噌は、本当に健康や美容に良いの？」
「どんな味噌が体に良いの？」
日本の伝統的な発酵食品である味噌。
健康や美容に良いイメージはあっても、実際の効果を知らない方は多いのではないでしょうか。
本記事では、味噌が健康や美容に良い理由、おすすめの摂取方法などをお伝えします。
毎日の生活に取り入れるだけで、良いことばかりの味噌のヒミツを知って、健康、キレイを目指しましょう。
味噌の美容と健康への効果
味噌は日本の伝統的な発酵食品であり、独特な風味と栄養価は、美容や健康に多くの利点をもたらします。ここでは、味噌と美容・健康の関係、効果的な摂取方法や注意点についてお伝えします。
豊富なビタミン・ミネラルで美肌に
味噌にはビタミンB、タンパク質、発酵によって生成される有用な酵素が豊富に含まれています。ビタミンやミネラル、酵素は美容に良い影響を与えるとされています。
味噌に含まれるビタミンB群は、肌の新陳代謝を促進し、健康な肌の維持に寄与します。
豊富なタンパク質は組織修復を助け、肌の弾力性を維持する役割があります。さらに、発酵によって生まれる酵素は肌の新陳代謝を活性化し、美肌効果をもたらします。
抗酸化作用でアンチエイジング
味噌には、抗酸化作用があるとされるビタミンEや大豆イソフラボンが豊富に含まれています。抗酸化物質は、体の老化につながる活性酵素を除去する働きがあります。
味噌を日常的に摂取することで、体の老化を進める物質を抑えられるのです。
抗酸化作用は、美容のためだけでなく健康にもつながります。
腸内環境を整えて体のうちからスッキリと
味噌は、ヨーグルトや納豆と同じく、作る過程で発酵させます。
発酵過程で生成される乳酸菌や有用な微生物は、腸内環境を整える効果があるとされます。
腸内環境が良好な状態であると、免疫機能が向上し、栄養素の吸収も効率的に行われます。味噌に含まれる発酵菌は、腸内細菌をバランス良く整え、腸の働きをサポートするのです。これにより、消化器系の健康が維持され、全身の健康につながります。
生活習慣病に有効な成分もたくさん！
味噌は、多くの生活習慣病対策にも効果的とされています。
例えば、大豆に含まれるレシチンには、悪玉コレステロールの吸収を抑える効果があるとされています。悪玉コレステロールが高いと、血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす原因となります。
同じく大豆に含まれるサポニンには、血糖の上昇を抑制する効果があるとされています。
血糖値の上昇は、糖尿病や動脈硬化などさまざまな生活習慣病を引き起こします。
したがって、血糖値が安定しやすくなる味噌を食事に取り入れることで、生活習慣病の予防になるといわれているのです。
味噌は塩分が高すぎる？摂取の際の注意点を解説
味噌は、美容や健康につながる成分が多く含まれることをお伝えしました。
一方で「塩分が多いけど、どれくらい摂取したら良いの？」と疑問に思う方も多いはず。
ここでは、適切な摂取方法についてお伝えします。
味噌汁なら1日2〜3杯までの摂取がおすすめ
味噌の塩分は、味噌の種類によって異なりますが、大さじ1（18g）で、塩分は約2.2gと言われます。
1日の推奨塩分摂取量は7gですので、2〜3杯までなら塩分の取りすぎにはなりません。
味噌汁の塩分が気になる方は、以下のように工夫することで塩分の取りすぎを防げます。
まず、おいしい出汁を使うことで風味豊かになり、少量の味噌でもおいしく仕上がります。また、具材を多くする、お椀を小さくして味噌汁自体の量を減らすことも効果的。
塩分が気になる方は低塩分味噌がおすすめ
塩分が気になる方は、低塩分味噌がおすすめです。
低塩分味噌とは言葉の通り、一般的な味噌より塩分を抑えた味噌です。低塩分味噌は、塩分の代わりに旨味成分を活かした製法が使われる場合が多く、味わいは損なわれません。
低塩分味噌を取り入れることで、味噌の効果を感じながら、塩分の過剰摂取を抑えられます。
