大人ニキビの特徴と原因とは？普段からできる予防方法などを解説！

大人ニキビとは？

大人ニキビは、思春期を過ぎてからできるニキビのことです。思春期のニキビはおでこや鼻など、皮脂腺が多い場所にできやすいのに対し、大人ニキビはフェイスラインや口の周りにできるのが特徴です。
また、大人ニキビは繰り返し同じところにできてしまう傾向があり、ニキビ跡ができやすいという特徴もあります。

大人ニキビの原因

大人ニキビは食生活、睡眠など、さまざまな要因が重なって引き起こされます。自分に当てはまる原因がないかどうかチェックしてみましょう。

食生活

仕事で忙しい日々を送っていると、食生活がおろそかになりがち。自炊が大変だからと外食やコンビニのお弁当ばかりになってしまうという人も多いでしょう。
食生活が乱れると、ビタミンやミネラルといった肌の健康に必要な栄養素が不足して、大人ニキビができやすくなるといわれています。また、脂質や糖分が多いスナック菓子やケーキなどを大量に食べると皮脂の過剰分泌につながり、ニキビができやすい状態になってしまいます。

睡眠不足

睡眠不足になると、肌の健康を維持する「成長ホルモン」がうまく分泌されません。その結果、新しい皮膚が作られて古い皮膚がはがれ落ちるサイクル「ターンオーバー」が乱れ、毛穴が詰まりやすくなります。
また、睡眠を誘発する「メラトニン」というホルモンは、睡眠の誘発と同時に、肌に悪影響を及ぼす「活性酸素」の働きを抑える効果もあるとされています。寝不足が続き生活リズムが崩れてしまうと、メラトニンの分泌量が大幅に減少します。その結果、活性酸素の働きが抑えられず大人ニキビができやすくなるのです。

ストレス

ストレスが溜まると皮膚の免疫力が低下しニキビができやすくなったり、皮膚の再生力が低下したりしてしまいます。また、ストレスは男性ホルモンやコルチゾール、アドレナリンといった皮脂の分泌を増やすホルモンを分泌させ、大人ニキビができやすくなります。
とくに男性ホルモンの分泌が増えると肌の角質が厚くなり毛穴が塞がれてしまうため、大人ニキビの原因となってしまうのです。

間違ったスキンケア

大人ニキビを改善しようと必死になって行ったスキンケアが、かえって肌の乾燥や刺激になり、炎症を引き起こしてしまう場合があります。
肌がベタつくからとあまり保湿をしない、毛穴の汚れを取るためにゴシゴシと洗顔する、といったスキンケアは大人ニキビの原因となってしまいます。

大人ニキビを予防する方法

ここからは、大人ニキビを予防する方法についてご紹介します。

バランスの良い食事

大人ニキビを予防するためには、バランスのいい食事を取ることが大切です。皮脂の分泌を過剰にする糖質や脂質を食べすぎないようにして、肌の健康を保つ働きがあるビタミンを積極的にとるようにしましょう。
ニキビ対策に有効なビタミンは、糖質や脂質をエネルギーに変えるビタミンB群と、肌の再生をサポートしてくれるビタミンC。ビタミンB群は肉や魚、卵、納豆、ほうれん草などさまざまな食材に含まれています。ビタミンCは野菜や果物に豊富なので、これらの食材をバランスよく食べるのがおすすめです。

規則正しい生活

肌の健康を維持する「成長ホルモン」は、眠りについてから3～4時間の間に大量に分泌されます。成長ホルモンの分泌を促すためには、眠りはじめに深い睡眠を取ることが重要です。日中はしっかり太陽の光を浴びて、夜は照明を暗くするといった工夫をして、質の高い睡眠を目指しましょう。
また、適度な運動をすることでストレスが発散されて、睡眠の質も向上するといわれています。夕方から夜にかけてウォーキングや軽いランニング、ヨガなど、負担が少ない有酸素運動をするのがおすすめです。

肌に負担をかけないスキンケア

過度な摩擦や刺激は大人ニキビの原因となってしまうので、肌に負担をかけないスキンケアを心がけましょう。クレンジングや洗顔はなるべく低刺激なものを使って、丁寧にメイクや皮脂汚れを落とします。クレンジングシートやスクラブ入りの洗顔料は肌の刺激になってしまう可能性があるので注意が必要です。
洗顔で汚れを落とした後は、肌のバリア機能を保つため、化粧水と乳液でしっかりと保湿をします。ニキビができやすいからといって、乳液を使わないのはNG。乳液を塗って肌の水分が蒸発しないようにフタをしましょう。

まとめ

大人ニキビはストレスや食生活の乱れ、睡眠不足など、さまざまな要因が重なってできます。一度できてしまうと治りにくいので、予防することが大切です。食生活や生活リズム、スキンケアなどを見直して、大人ニキビができにくい健康な肌を手に入れましょう。