2024.03.06
レチノールは朝は使えない？そもそもどんな成分？使い方などをご紹介
最近よく見る「レチノール」ですが、成分や使用方法はご存じですか？話題の成分となるとすぐに使いたくなりますが、使用する際の注意点や使い方などを知ることも非常に大切です。
この記事では、「レチノールとは何か」など、レチノールについて簡単に分かりやすくご紹介します。
レチノールについて知りたい人は、ぜひご参考にしてみてください。
そもそもレチノールとは？使用上の注意点
レチノールはビタミンAの一種です。ビタミンAと言うと、化粧品の成分よりも食品やサプリメントが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか？
ビタミンAは、スキンケアの成分としてだけでなく、細菌などに対する体の抵抗力を高めたり、健康的な皮膚や粘膜を維持したりするために重要な栄養素です。
そんなビタミンAの一種であるレチノールは、肌のターンオーバーを促進し、肌の弾力やハリを維持するために重要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進するなどの作用があることが期待されています。
紫外線対策が必要
同じレチノール配合の商品でも、メーカーや商品によって使用方法やタイミングは異なります。しかし、「紫外線は避ける」と言う注意点は、どの商品にも共通する場合が多いです。
レチノールは紫外線に弱いため、レチノール配合の商品は紫外線を浴びることで劣化する恐れやレチノールの効果を十分に発揮できなくなる場合があります。
日中に使用することも不可能ではありませんが、こういったこともふまえると紫外線に当たる心配のない夜のスキンケアに使用する方がより効率的です。
レチノール配合商品を使用した際には、日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線予防を行うことを忘れないようにしましょう。
乾燥対策も忘れずに
レチノールを使用する場合は、乾燥対策も非常に重要です。肌が乾燥すると、赤みや皮向けなどさまざまなトラブルが起きやすくなります。
レチノールを使用すると、副反応として肌が乾燥する人、もともと乾燥肌の人が悪化する場合などがあります。肌が乾燥すると、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性が高くなるので、レチノールを使用した際には、保湿対策も必ず忘れずに行いましょう。
レチノールの効果は？
ここからは、効果についてご紹介しますが、必ず効果が出るとは限らない、という点は頭に入れておきましょう。
私たちが普段ドラッグストアなどで購入するアイテムに配合されている「レチノール」は、美容皮膚科などの施術とは異なり、ゆるやかな作用になるように調整されているためです。
それでも、レチノールには、「肌のターンオーバーを促進」「コラーゲンの生成を促進」などの作用があると期待され、それによって年齢や乾燥によるさまざまな肌トラブルを予防につながると考えられていることも確か。詳しくご紹介していきますね。
肌のターンオーバーを促進
レチノールの効果の一つが「肌のターンオーバー」を促進することです。私たちの皮膚は、一定の期間で常に新しい皮膚に生まれ変わっています。これを「ターンオーバー」と呼び、このターンオーバーがうまくいかないと、シミや肌荒れなどのトラブルを引き起こすと考えられています。
レチノールは、肌のターンオーバー促進する働きがあると期待されているため、シミの原因となるメラニン色素が肌に蓄積されることを防ぐと考えられており、シミ予防に主眼を置いた商品などにも多く使用されています。
コラーゲンの生成を促進
レチノールにはコラーゲンの生成を促す効果があると期待されています。人間の肌は、さまざまな細胞や組織などが存在していることはご存じでしょうか？
そんな細胞や組織の一つが、コラーゲンとヒアルロン酸です。コラーゲンとヒアルロン酸はそれぞれ役割は違いますが、肌のハリや弾力、健康を保つために非常に重要な要素です。
しかし、コラーゲンもヒアルロン酸も乾燥や紫外線によるダメージ、加齢などによって年々減少します。
レチノールは、そんな肌のハリや弾力を保つために必要なコラーゲンとヒアルロン酸の生成を促進する効果があると期待されているため、エイジングケアを目的としたアイクリームなどによく配合されています。
