2023.06.14
今話題の乳酸菌スキンケアとは？効果を分かりやすくご紹介
「乳酸菌」と聞くと、「キムチ」や「納豆」などの発酵食品の他に、「ヨーグルト」などを思い浮かべる人が多いですよね。乳酸菌を含んだ食事を取ることで、腸内環境をよくすることは非常に有名です。
そんな乳酸菌ですが、実はスキンケアにもおすすめ。韓国では乳酸菌スキンケアがトレンドになっており、韓国のコスメコーナーでは「乳酸菌コスメ」などの文字が大きくデザインされたPOPなどが置かれています。
今回は、話題の乳酸菌スキンケアの効果について、分かりやすくご紹介しましょう。
韓国で話題「乳酸菌スキンケア」とは
韓国で注目されている「乳酸菌スキンケア」は、乳酸菌が配合されたスキンケア商品のことを意味します。
また、スキンケアだけでなく、乳酸菌が配合された「乳酸菌ファンデーション」なども販売されています。
乳酸菌は美肌の味方
乳酸菌やビフィズス菌は、体の外から入ってきた病原菌などが体に住みにくい環境を作ってくれる、善玉菌の一種です。
そんな善玉菌の一種である乳酸菌ですが、ヨーグルトなどの食べ物から摂取するだけでなく、肌表面から摂取することでも効果を感じられることが分かっています。
肌の表面にも「美肌菌（善玉菌）」と呼ばれる菌が存在し、この美肌菌のバランスが保たれていることで、肌を外部の刺激などから守ってくれる「バリア機能」が正常に働くからです。
しかし、美肌菌は肌表面でバランスを保つからこそ機能するため、紫外線や肌の老化などが原因でバランスを崩し、ニキビなどの肌トラブルを引き起こすこともあります。
乳酸菌は、崩れた美肌菌のバランスを戻すように活性化したり増えたりする作用があります。
乳酸菌スキンケアの効果は？
乳酸菌は、美肌菌の活動を手伝ってくれる優秀な菌ですが「バランスを保つ」「肌のバリア機能を整える」と言っても理解しにくい人も多いですよね。ここでは、乳酸菌が配合されたスキンケアの効果をより詳細にご紹介します。
肌のうるおいを保つ
1つ目は「肌のうるおいを保つ」です。乳酸菌には、肌のうるおいを保つ「保湿効果」があると言われています。肌のうるおいをスキンケアで保つことは非常に重要です。
肌の保湿ができずに肌が乾燥してしまうと、多くの肌トラブルに繋がります。外部からの刺激でかゆみを感じる、シワやたるみなどが悪化するなどがその具体例です。
肌のバランスを整えて肌荒れ防止
3つ目は、肌で生存する皮膚常在菌のバランスを保ち、「肌荒れを防止する」ことです。炎症などのない健康的な肌では、「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」の3種類の皮膚常在菌がバランスよく存在しているのです。
「善玉菌」は肌を乾燥や外部のダメージから守ってくれる効果があります。
「悪玉菌」は、正常な量では特に問題はありませんが、異常繁殖などで善玉菌とのバランスが崩れた際に、ニキビなどの肌トラブルの原因になる菌です。
「日和見菌」はストレスやホルモンバランスなどの原因で、肌を攻撃する側にも守る側にもなる菌です。
そして乳酸菌は、悪玉菌から肌を守りつつ、善玉菌の活性を促進する働きがあります。この働きによって、「善玉菌・悪玉菌・日和見菌」のバランスを整え、肌荒れを防止してくれます。
